見た目にはふつうのマスクですが、布は3種類の手ぬぐい地(晒)を使用しました。
一つは普通の晒(サラシ)と書かれたもの。
一つは晒・コーマと書かれたもの。
一つは浜松の注染工場さんから取り寄せた手ぬぐいになる下地の晒。
日本製のもの、そして、全て国内で作る喜びに嬉しくなりました。
手ぬぐい用の下地は流石!柔らかい風合いは洗えば洗うほど肌馴染みが良くなるでしょう☺️
そんな中、コーマ糸を使用した物はツルツルとした滑り具合でビックリ。まるで麻のような張りもありましたが、それに関してはのり付けなんかの仕上げ加工によるものかもしれません。
コーマとはコーミングの意味で、綿の糸は、ワタから繊維を引き出して束ねて1本にする訳で、中々まっすぐ長いモノは取れないので、作りたい風合いによっては束ねた時に生じる短繊維のボソボソとした部分を刈りとるのですね。そう言うのをコーマ糸と言います。そうすると、枝毛がない分、光をキレイに反射させて艶々ツルツルとした風合いになる訳です。
っと言うわけで、今マスクを作っている理由はご存知の通りコロナウイルスから🦠身を守るためですよね!
WA装研究所ももたすの『つくれマスク』は、手ぬぐいを使うことがデザインの前提なのですが、世の中でガーゼ生地の需要が集中した後は、晒の需要が高まったようで、資材不足に苦闘しました。欲しいタイミングで同じ晒が充分に揃わず、生地の種類が3つに増えてしまいました😅
ですが、このマスクは全てプレゼント用になるので今回はあるもので作ろうと言う事になりました。
わたし的には色々な晒が縫えて楽しかった☺️
白のままでは生きられない と‼︎
ふくみ先生の言葉を思い出します。
どんな植物でどんな色に染まるか楽しみだなぁ♩草木染は赤と言っても頂ける色はその時々のものですからね〜
宏さんは先生として、植物の命や色を学ぶ染色の授業を、毎年の四季の移ろいと共に立命館小学校の4年生の皆様たちと楽しまれているそうですが、今年は突然の出来事で授業再開が中々進まないことを見兼ねて、少しでもお子様たちが楽しめるようにと草木染マスクを用意する流れとなりました。
今、学生時代を過ごされている皆様は本当に寂しい時間を過ごす事になり大変ですね。なんとか日々を工夫して、夢中になれる事、好きな事に出会って欲しいと願うばかりです。
では、最後に、つくれマスクへ込めた想いをのせておきます↓
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